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2002年12月18日 立正佼成会一食平和基金の「第4期支援先」発表

立正佼成会一食平和基金(委員長=松原通雄外務部長)は、平成14年次第4期の資金助成先をこのほど発表しました。支援総額は1676万円。5つのプロジェクトが支援対象となりました。

一般助成は2件。「つくしの会 さんさん幼児園福祉活動の会」は、韓国、中国、モンゴルを対象に福祉活動を行っている市民団体。特にモンゴルでは、2年連続の大寒波と干ばつの影響で大量の家畜が餓死し、経済状況も悪化、ストリートチルドレンが増加していることから、同団体は子供たちが厳しい冬を越すための衣類を送っています。このプロジェクトに対し、新規の支援として20万円が決定しました。また、世界の飢餓問題に対応し、食糧の安定供給を推進するためのシステム構築に取り組む「国際安全保障財団」の活動に300万円が支援されることになりました。
エチオピアは、深刻な干ばつ被害に見舞われ、大飢饉の発生が懸念されています。ティグレ州では現地NGO(非政府機関)のREST(ティグレ救援協会)が、来年、同州で5万人を対象とした緊急食糧支援を行います。これに対し、500万円が緊急支援されることになりました。
国連支援は1件。UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)がシエラレオネ難民を対象に行っている緊急プロジェクトに800万円、また、本会神戸教会が中心となって実施した中国方正県での記念碑建設事業に、追加支援として56万円が決定しました。

(2002.12.18記載)