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2003年03月20日 難民や子供たちへ 立正佼成会一食平和基金緊急支援を決定

米英軍によるイラクへの武力行使によって、多くのイラク国民が難民となり周辺諸国に逃れる可能性がある状況を踏まえ、立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=松原通雄外務部長)は3月20日、総額2850万円の緊急支援を決定しました。

支援先は、日本国際ボランティアセンター(JVC)、特定非営利活動法人JEN、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の3団体で、2月上旬から3月下旬にかけイラクを訪問した立正佼成会の職員2人の報告を受け、決定されました。支援金は近日中に送金され、難民に対する支援とともに、国連安保理決議(1990年)による経済制裁が続く中、このたびの攻撃により、一層の困窮生活が懸念される人々や周辺諸国への避難が難しいと考えられる妊産婦や障害児者、子供への援助にも充てられる予定です。詳細は以下の通り。

【日本国際ボランティアセンター(JVC)】
《支援額》1650万円
《活動内容》
(1)ヨルダンにおけるイラク難民に対する医療ならびに毛布支援
(2)イラク国内における妊産婦、新生児、子供のための母子健康医療、医療技術(手術機器など)への緊急支援
(3)イラク国内の視聴覚障害児、孤児などのための食糧および緊急物資支援以上について、現地で活動するNGO(非政府機関)を通して実施します。

【特定非営利活動法人JEN】
《支援額》200万円
《活動内容》イラク国民の「心のケアと自立促進」を目的とした、現地プロジェクトの調査費、立ち上げ。

【UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)】
《支援額》1000万円
《活動内容》イラク難民に対する食糧や水の支援、避難場所の確保、保健衛生に関する支援など。

(2003.03.28記載)