News Archive

2003年03月27日 WCRP日本委員会が佛教大学で理事会・評議員会開催

世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会の第77回理事会・第75回評議員会が3月27日、京都市北区の佛教大学で開かれ、理事、評議員合わせて51人(代理出席者、委任状提出者を含む)が参加しました。立正佼成会から山野井克典理事長(同日本委評議員)、山田匡男理事(同評議員)が出席しました。

冒頭、イラク戦争の早期終結を祈り、全員で黙とうを捧げたあと、白柳誠一・同日本委理事長が「戦争突入は残念なことですが、宗教者としてこの戦争を真の平和構築に向けた行動の機会と受け止め、お互いに力を合わせて努力していきたい」と述べました。
人事、平成14年度補正予算の審議に続き、部門別に報告が行われました。この中で、3月20、21日の両日、韓国のソウル郊外で行われたアジア宗教者平和会議(ACRP)執行委員会で、会期中、米英軍によるイラク攻撃が始まったことから、攻撃の中止を求める声明文を急きょ作成し、21日にソウル市内で開催された韓国宗教代表者の集会で発表した経緯が報告されました。イラク戦争に対しては、理事、評議員から「宗教者として具体的な行動を起こしたい」との声が上がり、「アメリカの宗教者を通じて米政府に戦争中止をはたらきかけられないか」といった意見が出されました。これを受け、同委員会で今後、具体的な行動について検討することが確認されました。
会議ではこのほか、同委員会の長年にわたるカンボジア支援活動に対して、同国のフン・セン首相から「平和友好賞」が贈られることや、2005年に開催される「愛知万博(愛・地球博)」へのプロジェクト応募などについて報告されました。

(2003.04.04記載)