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2003年05月18日 第34回「青年の日」 全国で活動を展開

『社会変革の風をおこそう』をメーンテーマに、第34回「青年の日」が5月18日、全国で行われました。国際社会の諸問題を背景に、多くの教会がユニセフ支援を展開。社会福祉や環境保全への取り組みも進められました。当日、約2万8000人の青年部員が参加、約4万8000人の会員、市民らが活動を支えました。「変革の風」が、一人ひとりの行動を通して地域社会を吹き抜けていきました。

今年は、多くの教会で街頭募金やチャリティーバザーなど、ユニセフ支援の活動が進められました。下田教会は、『黒船祭』で賑わう同市内で募金活動を展開しました。青年部員ら52人は、本会のユニセフ支援の意義や内容を観光客や市民に説明し、募金への協力を呼びかけました。「アフリカへ毛布をおくる運動」には、今年も地域の人々から多くの協力が寄せられました。当日は小松教会をはじめ、荒川、鹿嶋、三島などの教会で、青年たちが精力的に毛布を収集する姿が見られました。地域貢献を主眼とした取り組みも積極的に行われました。特に、本会が昨年「昭和天皇記念献血推進賞」を受賞した献血への協力活動は、府中、木更津、舞鶴など多くの教会で実施されました。市内の知的障害児施設と特別養護老人ホームを訪問したのは佐賀教会。清掃作業後、施設利用者と交流しました。大館教会は地域の老人福祉施設などを訪ね、積雪時に泥で汚れた窓ガラスの清掃を行いました。高齢者や障害者にやさしい街づくりを目指す西条教会は、市内の公園2カ所で「バリアフリー調査」を実施しました。青年男女部員が公園内を車いすで回り、設置されたスロープの場所や段差の有無を調査。改善を要する場所を写真に記録し、参加者の意見を収集しました。調査結果は後日、西条市へ提出する予定です。環境美化に取り組んだ教会もあります。旭川教会は、青年男女部員ら60人が教会道場からJR旭川駅までの道路約2キロを清掃。たばこの吸い殻や空き缶を拾い集めました。東松山教会は、地域を流れる角川とその河川敷の清掃と共に、絶滅が危惧されるメダカを採取。繁殖活動を手助けするため、今年秋頃まで飼育します。一方、「イラク緊急救援募金」など、現在の国際情勢を踏まえた活動も行われました。上越教会は市内の市民プラザを会場に、「三世代トーク」を開催。10代から80代までのパネリスト20人が、戦争と平和について語り合いました。三鷹、岡崎、岩国の各教会は地域の公園で、大船教会は教会道場で、それぞれ「平和」をテーマにバザーやパネル展示などのイベントを行いました。7年に1度の「御開帳」で賑わう長野県の善光寺で「イラク緊急支援募金」を実施したのは長野中央教会。当日は同寺の僧侶も募金箱を持って参拝者に協力を呼びかけました。八代教会では、220人がイラク戦争の犠牲者追悼と世界平和を願い、市内を行進しました。この日、正午の時報に合わせて全国一斉に『平和の祈り』が捧げられました。青年部員らは活動の手を休め、世界の恒久平和を祈念しました。なお、全国各地の活動の様子は、立正佼成会のインターネット・ホームページ「Cheers!」でも紹介されています。
アドレス=http://www.rk-youth.org/

(2003.05.23記載)