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2003年05月18日 松山教会で「感謝・不平不満日記」を実践中

感謝と不平不満、あなたはどちらが多いですか? 松山教会では、会員たちが、それぞれの生活を振り返り、感謝と不満の度合いをチェックする「感謝・不平不満日記」の実践を4月1日から続けています。これは、3月16日に行われた同教会入仏・落慶式典での庭野会長の提案を受け、会員たちが自主的に実践しているものです。スタートから3カ月が過ぎ、「自分を見つめる機会が増えた」と会員たちに好評です。

入仏・落慶式典の法話で庭野会長は、「人間として有り難いいのちを頂きながら、人はとかく不平不満の心で過ごしがちです。感謝と不平不満のどちらが多いか毎日チェックしてみると良く分かると思います」と、会員に投げかけました。これを受けて、同教会では教務部を中心に早速、「感謝・不平不満日記」を作成しました。A4判、黄色の用紙に印刷された日付表に、毎日、感謝と不平不満の心を起こした回数をそれぞれ記入できるようにしました。
加藤征良さん(69)は、「日記」を常にポケットに入れて持ち歩き、実践しています。妻の恭子さん(63)=主任=と3日に1度それぞれの「日記」を見せ合い、互いの気持ちを確認します。当初、征良さんの日記には不平不満の数が目立ちましたが、最近は感謝の数が多くなりました。ときには口うるさく感じることもあった恭子さんの言葉を、「自分を心配してくれてのこと」と、感謝の心で受け取れるようになったからです。これまで少なかった夫婦の会話も増え、征良さんさんの口から「ごめんよ」「ありがとう」の言葉が素直に出るようになりました。
城北支部では、「日記」を法座や手どりの中で活用しています。法座で不平不満に感じた事柄を出し合い、そのときの心のあり方を確認します。忽那(くつな)記代子支部長(62)は、「どんな小さな事柄でも早いうちに心を転換し、有り難い功徳として受け止めていくことが大事です。日記を通して不満の心に気付くことができ、早いうちに法座で出して頂けるようになりました」と、日記の効果を強調します。
会員から好評を得る「感謝・不平不満日記」は、1年間続けられる予定です。
※こちらの記事はご本人の了解を得て掲載しております。

(2003.07.15記載)