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2003年06月01日 卒業生のために記念ビデオを制作した姫路教会の山本君

兵庫県三田市の「上野ケ原養護学校」に通う山本将貴君(15)=姫路教会=は、今春、同校高等部を卒業した4人の先輩たちに、自ら撮影した映像をビデオ作品にまとめ、卒業祝いとして贈りました。進行性筋ジストロフィー症に侵されながら、「人のお役に立ちたい」と願い、明るく前向きに生きる山本君の姿は周囲の人たちの〝灯火(ともしび)〟となっています。

山本君は生後5カ月で、筋肉が徐々に萎縮していく進行性筋ジストロフィー症と診断されました。現在、車いすの生活を送っています。
山本君が卒業生に贈ったビデオは、「自立活動」の授業作品として制作したものです。卒業生への感謝と、卒業後も学園生活を思い出してほしいという願いが込められています。
作業は2002年9月から始め、週2回の授業と放課後を利用して制作にあたりました。先輩たちの授業中の表情、遠足の風景などを撮影し、得意のパソコンを駆使して映像を編集しました。音楽や文字も、担当教師のアドバイスを受けて効果的に取り入れ、約10分の作品に仕上げました。
こうして完成した作品は、卒業式の席上、山本君から卒業生に手渡されました。卒業生からは、その後、「上手にまとめてくれてありがとう」「何度も繰り返し見ています」と、感謝の声が寄せられました。
「明るく、頑張り屋で、友達思い」と評判の山本君です。祖母の竹島君枝さん(61)=姫路教会支部長=も、「人に尽くせる子に育ってくれたことが何よりうれしい」と、孫の成長ぶりに目を細めています。
山本君は現在、校内の教師や生徒、自分自身をキャラクターにした漫画の制作に取りかかっており、周りの人たちから作品の完成を待たれています。

※こちらの記事はご本人の了解を得て掲載しております。

(2003.07.15記載)