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2003年09月03日 WCRP日本委員会開発・環境委員会が東ティモール共同体プロジェクトを視察

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会開発・環境委員会による「東ティモール共同体プロジェクト視察団」のメンバー7人が、9月3日から9日まで東ティモールを訪れました。一行は、WCRP日本委「平成15年度平和開発基金」の支援事業に決定した「共同トイレ造りプロジェクト」を視察、現地で同プロジェクトの中心的役割を担っているカトリック・イエズス会の山田經三神父(WCRP日本委平和研究所特任所員)に支援金1万ドル(約117万円)を贈呈しました。

同プロジェクトは、東ティモールの復興支援のため、山田神父らが同国のハスアイン村で村人たちとともに進めているものです。トイレの建設は、豚の飼育、灌漑工事とともに活動の柱となっています。
一行は、山田神父の案内で一戸建てのトイレ建設の様子を見学し、支援金を手渡しました。支援金は主にトイレの建築資材購入費にあてられます。今回の支援により、今後、同村周辺地域で新たに約80戸のトイレが建設される予定です。
このほか一行は、スアイの聖マリア教会で行われた「殉教者記念祭」に出席しました。1999年のインドネシア軍による虐殺で犠牲となった人々を追悼する同式典で、三宅光雄・WCRP日本委開発・環境委員会委員長が祈りの言葉を述べたほか、メンバーがノートや菓子などを聖壇に奉納しました。

(2003.09.19記載)