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2003年09月07日 ドイツで「世界諸宗教者平和のための祈りの集い」開幕

ドイツのアーヘン市で9月7日、聖エジディオ共同体(カトリック在家運動/本部・ローマ)主催の「世界諸宗教者平和のための祈りの集い」が開幕しました。『戦争と平和/対話する諸信仰と諸文化』をテーマに9日まで、公開討論会、平和の祈り、平和行進などが行われます。1986年にローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の呼びかけによって実現したアッシジ「平和祈願の日」集会の精神を継承する同集いは今年で17回目を迎え、50カ国から600人を超える諸宗教指導者、専門家や市民らが参加。立正佼成会からは篠崎友伸・時務部長を団長に7人が出席しています。篠崎部長は『平和の源泉である祈り』と題したパネルディスカッションで発題する予定です。

集会の初日にメッセージを寄せた教皇は、その中で「アーヘンでの集会は86年の『アッシジ(平和祈願の日)の精神』にとり、さらなる発展の段階となる」と述べる一方、「世界はアッシジのメッセージを充分に受け入れず、米国での多発テロによって多くの人々の平和に対する希望が崩壊したかのように見受けられる」と指摘。世界が「テロに代表される広範囲な戦争のような状況」に置かれている中で、「諸宗教の代表者が、平和に向けての対話をより頻繁なものとし、(互いの)相違を対立に結び付けず、むしろ、尊敬、誠実なる協力と平和建設に向けてゆく」ことが重要だと強調しました。
アーヘン市のユーログレス(国際会議場)で催された開会式では、聖エジディオ共同体のアンドレア・リカルディ会長があいさつに立ち、「違う諸宗教が存在するからこそ、一致について話し合うことができる」と前置きしながら、「諸宗教は人間と世界、他者、神とを結びつける絆について説き、諸宗教間の絆としては平和を説く。平和は諸宗教が話す言語の鍵である」と訴えました。また、EU(欧州共同体)が、統一の第一目標として平和を掲げていることに触れ、「諸宗教対話が、諸宗教の平和という宝を浮上させる」とスピーチしました。

ドイツで「世界諸宗教者平和のための祈りの集い」開幕

ドイツのアーヘン市で9月7日、聖エジディオ共同体(カトリック在家運動/本部・ローマ)主催の「世界諸宗教者平和のための祈りの集い」が開幕しました。『戦争と平和/対話する諸信仰と諸文化』をテーマに9日まで、公開討論会、平和の祈り、平和行進などが行われます。1986年にローマ教皇ヨハネ・パウロ二世の呼びかけによって実現したアッシジ「平和祈願の日」集会の精神を継承する同集いは今年で17回目を迎え、50カ国から600人を超える諸宗教指導者、専門家や市民らが参加。立正佼成会からは篠崎友伸・時務部長を団長に7人が出席しています。篠崎部長は『平和の源泉である祈り』と題したパネルディスカッションで発題する予定です。

集会の初日にメッセージを寄せた教皇は、その中で「アーヘンでの集会は86年の『アッシジ(平和祈願の日)の精神』にとり、さらなる発展の段階となる」と述べる一方、「世界はアッシジのメッセージを充分に受け入れず、米国での多発テロによって多くの人々の平和に対する希望が崩壊したかのように見受けられる」と指摘。世界が「テロに代表される広範囲な戦争のような状況」に置かれている中で、「諸宗教の代表者が、平和に向けての対話をより頻繁なものとし、(互いの)相違を対立に結び付けず、むしろ、尊敬、誠実なる協力と平和建設に向けてゆく」ことが重要だと強調しました。
アーヘン市のユーログレス(国際会議場)で催された開会式では、聖エジディオ共同体のアンドレア・リカルディ会長があいさつに立ち、「違う諸宗教が存在するからこそ、一致について話し合うことができる」と前置きしながら、「諸宗教は人間と世界、他者、神とを結びつける絆について説き、諸宗教間の絆としては平和を説く。平和は諸宗教が話す言語の鍵である」と訴えました。また、EU(欧州共同体)が、統一の第一目標として平和を掲げていることに触れ、「諸宗教対話が、諸宗教の平和という宝を浮上させる」とスピーチしました。

(2003.09.12記載)