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2004年03月06日 スーダンの人道救援委員長、駐日大使らが来会

スーダンの政府組織である人道救援委員会のサラフェルディーン・サリ・モハメド委員長、同国のムサ・M・オマール・サイード駐日特命全権大使らが3月6日、本会を訪れ、法輪閣で庭野会長と懇談しました。

席上、サイード大使はアフリカ大陸で最も広大な国土を有する同国の歴史や風土を説明。内戦、干ばつ、エチオピアなどからの難民の流入など諸問題を抱えながら、国内の和平が進んでいる状況を述べました。
これを受け、庭野会長は、本会とアフリカおよびイスラーム世界とのこれまでの関係に触れ、1999年にイスラームの最高学府であるエジプトのアズハル大学を訪れたことなどを語りました。
また、スーダン政府と反政府勢力との交渉、調停に尽力してきたモハメド氏は、本会の国際的な平和活動を高く評価。「独自の文化を保ちつつ発展してきた日本から学びたい」としながら、今後、スーダンの平和のために国外からの支援が必要であると述べました。また同国の人材、土地、資源を活用して、アフリカの他国を支援していくプログラムが可能であることなどにも言及しました。
このほか、懇談では、85年にエチオピアから流入した難民の救済を目的に、本会がスーダンに医療チームを派遣したこと、「アフリカへ毛布をおくる運動」が20周年を迎えたこと、本年の第21回庭野平和賞がウガンダの「アチョリ宗教者平和創設委員会」に贈られることなどが話題となりました。

(2004.03.12記載)