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2004年04月11日 伝通院で在日外国人のための「HANA MATSURI」

立正佼成会はじめ浄土宗などで構成する「国際花まつり実行委員会」は4月11日、東京都文京区の無量山伝通院で「HANA MATSURI」を開催しました。日本在住の外国人など約210人が参加し、本会からは山野井克典理事長、国富敬二時務部長らが出席しました。

IBC(立正佼成会国際仏教教会)は、在日外国人に対し、降誕会を通じて仏教に触れる機会を提供しようと3年前から「HANA MATSURI」(英語での降誕会サービス)を行ってきました。今年は新しい試みとして浄土宗と協力。伝通院本殿で浄土宗の儀礼に沿った法要が執り行われました。 
式典では、奉請文、導師灌沐に続き、行華焼香が行われました。サリーを身にまとった芳ジュ女学院情報国際専門学校の学生2人に先導され、カルナティラカ・アムヌガマ在日スリランカ大使、ジェームス・ジョン・チカゴ在日マラウイ大使ら来賓10人が灌仏。御回願、敬礼偈、宝号三唱に続き、アメリカインディアンの歌手ラトルスネーク・アニーさんが2曲の歌を披露しました。
このあと、IBC国際アドバイザーのジーン・リーブス博士が『ユー・トゥ!』と題して講演。「釈尊も一人の人間として生まれ、悩み、気づき、亡くなられました。私たち一人ひとりも悩みを乗り越え、人の役に立つことができます。すなわち、仏になれるのです」と説きました。
IBCメンバーのイギリス人は「伝統的な式典とコンサートの融合がとても素晴らしかった。仏教を身近に感じました」と話しました。また、浄土宗社会国際局の大辻隆善氏は「宗派を超えて、たくさんの人々と共に釈尊の降誕をお祝いできたことは感動的でした」と語りました。

(2004.04.16記載)