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2004年07月07日 スペインでの万国宗教会議に本会代表者が出席

7月7日から13日まで、スペインのバルセロナ(会場・フォーラム2004ならびに周辺施設)で「2004年万国宗教会議」が開催されました。世界75カ国から約7400人が参加。本会から澤畠康友・立正佼成会ジュネーブ代表、廣田委子・英国立正佼成会代表、また、WCRP (世界宗教者平和会議) 国際事務局から杉野恭一・ワールド・ワイド・サービス部長が参加し、諸宗教者と交流を深めるとともに、シンポジウムでの講演などを行いました。

万国宗教会議は1893年にシカゴで開催され、1993年に100周年を記念し、再度会議が開催されました。以来、5年ごとに開催されています。参加者は諸宗教指導者や信徒、各分野の専門家、NGO( 非政府機関) 関係者、研究者など幅広く、今回、同会議事務局の要請を受けて本会並びにWCRP国際事務局から3氏が参加しました。
澤畠代表は、本会議を前に、代表者450人が参加して行われたプレ会議(7月4日から7日、バルセロナ郊外・モンセラット) に参加。『難民問題』『宗教的な動機を背景とした暴力の克服』などをテーマに討議する中、草の根の紛争解決手段として、本会の「法座」を紹介。具体的平和活動の実践例である「一食を捧げる運動」について説明しました。
9日には、杉野氏がシンポジウムのパネリストとして参加。『国際諸宗教活動の方法――WCRPのアプローチ』と題して発表を行いました。この中で杉野氏は、WCRPの歴史を紹介した上で、各大陸ごとの評議会や各国委員会などについて説明。実際に活動を開始した各国委員会の例として、ウガンダ委員会のエイズ撲滅への取り組みを発表しました。
10日には、ワークショップ『諸宗教対話の変容――平和への道』の中で、廣田代表が、グループ討議のファシリテーターを務めました。各宗教からの参加者と平和観を分かち合うとともに、仏教の平和観の一つとして同悲・同苦について紹介しました。
なお、日本からは本会のほか、黒住教や天理教関係者も参加しました。

(2004.07.16記載)