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2004年07月16日 「立正佼成会一食平和基金」平成16年次第2期運営内容発表

「立正佼成会一食平和基金」の平成16年次第2期運営内容が、このほど同基金運営委員会(委員長・松原通雄外務部長)から発表されました。決定総額は786万4000円。本会が他団体と行う「合同プログラム」5件が対象となりました。

今回の支援対象は、同委員会が本年次から「合同プログラム」の具体的項目として掲げた3プロジェクトにあてはまる国内外の活動5件に決定しました。
「アジア・アフリカエイズ予防プロジェクト」は2件。エイズが深刻化するタイ国内で、主に母子感染した孤児を対象に、生活支援、エイズ予防に取り組んでいる「バーンロムサイ」に136万4000円、庭野平和賞の受賞団体「聖エジディオ共同体」がアフリカ・ギニアの保健省と協働で行っているエイズ治療、食糧プログラム、予防教育などの活動に200万円の支援が決定しました。
「難民支援・平和構築プロジェクト」は2件。カトリックとプロテスタントの争いが続く北アイルランドで、双方の若者を対象とした和解プロジェクトを進める「コリメーラ共同体」に200万円が支援されることになりました。
「日本紛争予防センター」は、内戦が続いたアフガニスタンで、除隊した兵士たちの職業訓練や基礎教育などを行っています。
除隊兵士が、軍事的組織に再動員されることなく、自立した生活を送ることは、紛争の再発を予防し、同国の復興に大きな意味を持ちます。同委員会では、こうした状況を重要視し、このプロジェクトに200万円を支援しました。
「社会派仏教団体支援プロジェクト」としては、「ダーマラジカ仏教孤児院」に50万円が決定しました。
バングラデシュでは、水不足の問題が深刻化しています。現在、同孤児院が使用している井戸のポンプでは汲み上げが困難な状況になったため、新たに深井戸を設置し、地元住民の生活用水として使用することになりました。

(2004.07.16記載)