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2004年07月30日 ヨルダン王立諸宗教研究所のヒヤリ氏が来会

庭野日鑛会長は7月30日午前、ヨルダンの王立諸宗教研究所副所長であるバッカー・アル・ヒヤリ氏の訪問を受け、法輪閣で懇談しました。山野井克典理事長、松原通雄外務部長が同席しました。

ヨルダンの王立諸宗教研究所は、WCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会実務議長を務めるハッサン・ビン・タラール王子が設立した機関で、1999年のWCRP7(第7回世界宗教者平和会議)アンマン大会では受け入れを担当しました。これまで、WCRPのさまざまな事業に協力しており、今年5月には、アンマンで開催された本会青年代表らとイラクの宗教青年による緊急集会を全面的にバックアップしました。ヒヤリ氏はハッサン王子の側近であり、同研究所の実務のトップとして活躍しています。
懇談の冒頭、庭野会長は5月の緊急集会開催への協力に対し謝意を表しました。これを受け、ヒヤリ氏は、日本との友好的な関係をさらに発展させていく意向を表明。「世界平和という共通の目的に向かって、協力関係をネットワークとして構築し、実際的な行動に移す時期に来ている」と述べ、イスラームに対する理解の促進、学会・政界との協力、信仰に基づいたメッセージの発信など具体的な考えを提示しました。
また、ヒヤリ氏は庭野平和財団の活動に触れ、「立正佼成会という宗教団体が、財団という別組織を設けて平和活動を推進していることは、素晴らしいメッセージとなっている」と高く評価。庭野会長は「平和財団、一食平和基金などをも通じて、平和のために協力できることはさせて頂きたい」と語りました。

(2004.08.06記載)