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2004年10月01日 「世界平和祈りの週間」30周年記念プログラム

世界の宗教者が時を同じくして世界の平和、人々の安寧のために祈りを捧げる「世界平和祈りの週間」が、10月17日から24日まで実施されます。立正佼成会では、同週間が今年30周年を迎えたこととあわせ、開祖生誕100年に向け、「会員一人ひとりが恒久平和について考え、生活に活かす機縁」と位置づけ、「記念プログラム」として期間中に唱和する『世界平和祈りの言葉』を会員から募集しました。8月1日から31日までの募集期間に全国から402点の言葉が寄せられ、選考委員会によって、8日間のテーマごとに「祈りの言葉」が決定されました。

本会では、1986年の「国際平和年」以来、18年間にわたり「祈りの週間」に参画してきました。毎年、期間中は、朝夕の読経供養に合わせて日ごとにテーマを設けた「祈りの言葉」を唱和。また、期間中、地域の諸宗教者と合同での「祈りのつどい」を開催する教会も多く、草の根レベルの宗教協力が続けられています。
外務部(諸宗教対話グループ)では、こうした経緯を踏まえ、また、同時に再来年の開祖生誕100年に向けて「会員個々の心の奥底にある"平和への祈り"を分かち合い、具体的な行動につなげていく機縁としたい」と、会員から「祈りの言葉」を募集しました。
1カ月間の募集期間中に寄せられた言葉は402点。諸宗教対話グループを中心に構成された選考委員会では、応募者全員を「発願者」と位置づけ、その中から代表者8人の言葉を今年の「祈りの言葉」に決定しました。「祈りの言葉」は、これまで、庭野会長の著書『心田を耕す』からの抜粋を引用していましたが、今年に限り、会員の誓願を「祈りの言葉」として読み上げます。

【祈りの週間とは】1974年、ベルギーのルーベンで開催されたWCRP(世界宗教者平和会議)に端を発した運動。大会の席上、「平和実現に向けての宗教者の祈りの結集を」と提唱され、その後、宗派を超えた草の根レベルの継続的な活動として普及、毎年、国連創設記念日を含めた8日間にわたり、世界各地で宗教宗派を超えた祈りが捧げられています。
【実施期間】10月17日から24日まで

【実施内容】大聖堂、全国各教会、各家庭で、毎朝のご供養前に「祈りの言葉」を読み上げます。

【参加団体】英国国教会平和信徒会、仏教協会、武器貿易反対キャンペーン、英国国教会ヒンズー寺院評議会、ローマ・カトリック諸宗教委員会、シーク教聖信徒会、世界宗教者平和会議、立正佼成会など39団体。

(2004.10.01記載)