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2005年01月14日 フィリピンの水害に緊急支援

立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=松原通雄外務部長)は、昨年11月下旬から12月上旬にかけてフィリピンを襲った台風の被害に対し200万円の支援を決定しました。特に被害の大きかったルソン島ケソン州には、本会から青年本部主管の「アジア高校生の翼」「アジア子どもサポートボランティア」などで毎年多くの青年部員が訪れています。災害見舞金は、本会とつながりの深い現地NGO(非政府機関)「ICDAI」を通して被災地の支援活動に役立てられます。

昨年、フィリピンを襲った3つの台風は、北部ルソン島を中心に甚大な被害を及ぼしました。洪水や土砂崩れによる死者は1000人以上、行方不明者は800人を超えています。被災地では現在も17万人以上が避難生活を強いられ、食糧や飲料水が不足しています。
今回、特に被害の大きかったケソン州インファンタには、本会が1996年にRGV(立正佼成会グローバル・ボランティアズ)を派遣して以来、多くの青年部員が訪問しています。受け入れ団体の「ICDAI」は、地元住民の自立を目指し農村開発や保健、教育などの事業に携わっており、現在は豪雨災害の復興支援活動を行っています。
災害見舞金は、12月28日から今月3日まで被災地を訪れた猪俣典弘さん(34)=横浜教会=から同団体代表のフランシス・ルーカス神父に手渡されました。本会では、猪俣さんの報告を踏まえた上で、今後、青年部員を中心としたボランティアを現地に派遣する準備を進めています。

(2005.01.14記載)