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2005年06月17日 新宗連の第2次「電力ダイエット」がスタート

『生かされている地球にありがとう』をテーマに、新宗連(新日本宗教団体連合会)の第2次「電力ダイエット運動」が7月1日からスタートします。同運動は、家庭での節電の取り組みを通して、地球温暖化の要因とされるCO2(二酸化炭素)排出量の削減に貢献しようというものです。少欲知足に基づいたライフスタイルの見直しにも重点が置かれます。運動には、本会会員も新宗連全国各総支部、協議会を通して多数参加する予定です。実施期間は9月30日までの3カ月間で、運動終了後、各家庭での節電量が全国集計されます。

「電力ダイエット運動」は、日常生活と環境とのかかわり、一人ひとりの価値観、心のあり方を考え、新しいライフスタイルをつくることを目的にしています。
新宗連は昨年の1月から3月までの3カ月間、第1次「電力ダイエット運動」を実施し、新宗連加盟教団から約3万世帯が参加しました。運動は、冷蔵庫に食材を詰め込み過ぎない、テレビやビデオの主電源を切る、エアコンの設定温度を1度控え目にする、電気ポットや電気炊飯器の保温時間を短くするといった身近な節電を各家庭で実践し、毎月の電力消費量を前年同月と比較する方法で行われました。その結果、参加世帯の総電力削減量は約133万キロワットにのぼり、樹木13万2千本が1年間に吸収するCO2の量が抑制されました。また、運動参加者から、「節電を通して物への感謝が深まった」「家族の団らんやコミュニケーションが増えた」といった声も寄せられました。
こうした物心両面の成果を踏まえ、新宗連ではさらに環境問題への意識を深め、身近な実践を促そうと、第2次「電力ダイエット運動」を実施することになりました。運動は基本的に前回同様に進められます。今回はさらに、チェックシート記入段階での作業を簡略化するため、電力使用量からCO2排出量を算出する処理を省いたほか、心の気づきをより明確にするためアンケートの記入が加えられました。また、冬季(前回)と夏季(今回)の電力消費量の比較という側面も期待されています。
6月は環境省が定める「環境月間」にもあたり、現在、全国各総支部や協議会では7月の運動スタートに向けた事前学習会が主体的に進められています。各家庭でのデータは、運動終了後、新宗連本部事務局に集められ、来年2月を目途に集計される予定です。

(2005.06.17記載)