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2005年09月07日 ニューヨーク「第58回国連広報局NGO会議」に本会代表が出席

『私たちの挑戦――平和を求める声、パートナーシップと新たな展開』をテーマに9月7日から9日まで、国連本部(米国・ニューヨーク)で開催された「第58回国連広報局NGO会議」の席上、本会を代表して一食平和基金運営委員の一人が「一食を捧げる運動」についてスピーチしました。同会議で本会が発表を行うのは初めてです。代表者は、真の豊かさを得るためには人間同士の分かち合いの心が大切であるとアピールし、出席者から大きな反響を得ました。会議には神谷昌道・外務部次長(諸宗教対話グループ)、齋藤高市・ニューヨーク教会長も参加しました。

発表原稿(日本語)
発表原稿(英語)

同会議は、毎年、国連総会開催に先立ち行われるもの。世界の主要NGO(非政府機関)が集まり、全体セッションやワークショップを通して、世界の諸問題解決に向けた活動報告や意見交換を行います。今年は86カ国から698団体、約1800人のNGO代表が正式参加しました。
国連は2000年のミレニアム・サミットで「国連ミレニアム宣言」を採択。これに基づき、翌年、貧困や飢餓の撲滅、普遍的初等教育の達成など8つの課題に対し、2015年までに達成すべき具体的な数値目標を掲げた「ミレニアム開発目標(MDGs)」をまとめました。この目標達成にはNGOの活動にも大きな期待が寄せられています。今年のNGO会議は、MDGsの進捗状況を確認する場として位置づけられました。
本会は国連広報局(DPI)の登録団体で、これまで同会議にオブザーバーとして参加してきました。今年、一食運動が30周年を迎えることから、同運動の精神を広く世界にアピールしたいと、同会議への正式参加を申請。厳正な審査をパスし、本会はじめNGO4団体合同によるワークショップの場が与えられました。 
発表者には、一食運動の精神を深く理解し、教会で実践に取り組む在家の青年リーダーが選ばれました。
『すべての人々の権利と尊厳――平和への青年の取り組み』をテーマに開かれたワークショップで、青年リーダーは『アフリカと日本の草の根の出会い――真の豊かさを求めて』と題し、英語でスピーチ。一食運動は、いのちの尊さやいのちのつながりを大切にし、分かち合いの生き方を人々に広める運動であることを説明したあと、節食分の献金をもとに開発協力や人道援助、ゆめポッケの配布、国連機関への資金協力、緊急災害援助などに貢献してきたことをアピールしました。
また、同運動の精神を背景とした活動として「アフリカへ毛布をおくる運動」にも言及。貧困や激しい寒暖の差など厳しい生活状況の中で暮らす人々を支援するため、本会の青年らが市民宅を訪ね毛布を収集し、ボランティア隊が現地を訪れ毛布を手渡していることを説明しました。
最後に代表者は、「真に豊かな世界を実現するためには、人間同士が互いの個性を尊重し合い、文化の多様性を認めつつ、限りある資源を分かち合い、思いやりの心で共に生きることが大切」と述べ、分かち合いのライフスタイルの実践を呼びかけました。発表後、出席者から賛同の拍手が送られました。
なお、会議ではWCRP(世界宗教者平和会議)も『平和に向けた安全保障の新しいパラダイム、パートナーシップと新たな展開』をテーマに他団体とワークショップを共催しました。

(2005.09.16記載)