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2005年09月09日 新宗連「電力ダイエット運動」展開中

新宗連(新日本宗教団体連合会)の第2次「電力ダイエット運動」が、昨年に続いて展開されています。各家庭や事業所での節電を通じて、地球温暖化の要因である二酸化炭素の排出量を削減することが主な目的です。地球環境と日常生活とのかかわり、少欲知足に基づいたライフスタイルの確立を目指そうと、本会会員も家庭や教会で独自の活動を続けています。

電力ダイエット運動には、新宗連全国各総支部や協議会を通じて多くの本会会員が参加し、加盟する他教団と共に環境委員会を発足させるなど、実践と啓発にあたっています。
春日部教会は昨年に続き同運動を推進し、教会や家庭での節電を心がけています。教会道場内では廊下の点灯を約半数に減らし、事務室も昼休みの1時間に限り消灯。夏期に大量の電力を消費するエアコンは、全室で28℃の温度設定を利用基準としました。担当責任者は「運動を継続していくことが最も大切」と語っています。昨年冬から同運動(第1次)に取り組んだ結果、教会は年間で約20万円の電気代削減に成功しました。その実績を踏まえ、今年も電力消費の数値を表に書き出すなどして比較検討を重ねています。また各支部では、家庭で実践する「電力チェック」メンバーを選定しました。照明や電化製品の節電をはじめ、風呂水の再利用、エアコン使用時間の制限など、それぞれ生活環境に合わせた活動が続いています。
9月はじめには、支部の「電力チェック」メンバーから実施状況の聞き取り調査を行ったところ、「室温を調整することで体の健康にも気を配るようになった」「家族に共通の話題ができた」との感想が寄せられました。同メンバーらは「暮らしの中のちょっとした気づきが節約に。皆さんが無理せず、楽しみながら進めています」と、家庭での活動を評価しています。
一方、昨年から電力ダイエット運動に取り組む相模原教会は、環境や資源の問題について意識を高め、教会道場の当番修行に参加する会員にも協力を要請しました。屋内の消灯、節電用の切り替えスイッチ付きコンセント(OAタップ)の導入、台所での魔法瓶の利用など、足元から活動を積み重ねています。担当スタッフは「環境に配慮したものの考え方や節電に役立つ商品の情報など、新しく教わることが多い」と実践による"学び"を挙げ、一層の推進に意欲を見せています。
電力ダイエット運動は9月30日まで行われ、終了後に各家庭から電力消費データを回収。新宗連本部事務局で集計の上、成果が発表される予定です。

(2005.09.09記載)