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2005年10月05日 WCRP8概要公表

来年8月、京都で開催されるWCRP8(第8回世界宗教者平和会議)の概要が公表されました。10月5日、京都市東山区の八坂神社で開かれたWCRP日本委員会(庭野日鑛理事長)の「第88回理事会・第85回評議員会」で報告されたもの。大会テーマは『暴力に立ち向かい、すべてのいのちが守られる安全を目指して』。本大会に加え、青年、女性の事前プログラムも実施されます。

世界大会の概要は、8月6、7の両日、国立京都国際会館で行われた大会準備委員会で検討され、その骨子がWCRP日本委の理事会・評議員会で報告されました。
理事会・評議員会の冒頭、世界大会実行委員会の委員長を務める庭野理事長は「世界大会の開催もあと10カ月と迫ってまいりました。36年ぶりに開かれる京都での世界大会に、皆さまと力を合わせて取り組んでまいりたいと思います」と述べ、あらためてWCRP日本委の役員、加盟教団に協力を要請しました。
次回の世界大会は、WCRP国際委員会の支援を得て57カ国に組織化されているIRC(諸宗教評議会)の強化に重点が置かれているほか、紛争、宗教的過激主義、構造的貧困など諸課題への対応が議論されます。WCRPの原点といえる京都で再び開催されることから、「WCRPの今後を考える上で決定的に重要な機会」(ウィリアム・ベンドレイWCRP国際委事務総長)と位置づけています。
現段階での大会概要は次の通り。

【大会日程、会場】
2006年8月26日~29日 国立京都国際会館

【参加者】
約80カ国から世界の諸宗教を代表する約500人の指導者

【大会テーマ(仮訳)】
『暴力に立ち向かい、すべてのいのちが守られる安全を目指して』

【全体会議テーマ(仮訳)】
(1)紛争解決によりすべてのいのちが守られる安全を目指して
(2)平和構築によりすべてのいのちが守られる安全を目指して
(3)持続的開発によりすべてのいのちが守られる安全を目指して
(4)すべてのいのちが守られる安全のための行動を起こすために

【プログラム】
8月26日午前の開会式以降、全体会議、研究部会、紛争当事国代表による非公式な対話会合、正式代表者会議、文化行事などが行われ、8月29日午後の閉会式で閉幕。

【大会後プログラム】
東京、東北・北海道、九州で実施の予定。

【青年会議】
8月21日~25日 「世界宗教青年指導者サミット(仮称)」を広島、京都で実施。世界の宗教青年リーダー約300人が参加し、広島平和記念資料館、広島平和記念公園でのプログラムのほか4回の全体会議を開催。その後、国立京都国際会館に移動し、総括の全体会議を行う。

【青年事前会議】
インドネシア、北米・南米、中東、欧州で行われるほか、日本でも1月25、26の両日、東京で「日本宗教青年サミット(仮称)」が開かれる。

【女性会議】
8月24、25の両日、国立京都国際会館に100人を超える女性代表が集い、全体会議、作業グループ会合などを行う。

(2005.10.14記載)