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2005年10月17日 WCRP日本委がパキンスタン地震被害に緊急支援

10月8日にパキスタン北部で発生した地震災害に対し、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会(庭野日鑛理事長)は10月17日、現地で医療活動などに取り組む日本赤十字社へ100万円の緊急支援を決定しました。同日、同委員会の鈴木克治渉外部長、赤川惠一総務部長が東京・港区にある日本赤十字社を訪れ、同社総務局組織推進部の五十嵐清部長に100万円(目録)を手渡しました。

席上、五十嵐部長は被災地の山岳地帯は現在、気温が3度まで冷え込み、降雪もあると説明。その地形に加え、道路が寸断されているため、物資の輸送や被災者のケアが緊急の課題だと語りました。
そうした中、同社では地震発生直後から、医療チームを現地に派遣し、パキスタン赤新月社の緊急活動に協力。また、12日には医療チームの第2陣を同国に派遣。同国北部カシミール地方のチカール村に仮設診療所を開設し、被災者のケアにあたっています。また、国際赤十字社と協力し、被災地への物資の輸送、重症患者の都市部への搬送なども展開しています。
支援金を手にした五十嵐部長は、「皆さまのこうしたご協力とご支援が大きな力です。被災者の方に役立たせて頂きます」と述べました。
同日本委員会では今後も、WCRP国際委員会、ACRP(アジア宗教者平和会議)などさまざまな宗教者のネットワークを通じて情報を集め、支援を進めていく予定です。

(2005.10.21記載)