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2005年11月29日 新宗連「第67回拡大宗法研」

新宗連(新日本宗教団体連合会)宗教法人研究会(座長=出居茂・修養団捧誠会総裁)は11月29日、東京・渋谷区の新宗連会館で「第67回拡大宗法研」を開催し、同研究会のメンバーら20人が参加しました。

同研究会は、宗教が現代社会で直面するさまざまな問題を研究するため、年に数回、「拡大宗法研」を開催しています。今回は、『日本人の宗教意識と宗教行動――調査によって明らかになったこと』と題し、石井研士・国学院大学教授が講演しました。
石井教授は、「変わる宗教性」「低下する宗教意識・曖昧な宗教意識と具体的な宗教行動」「宗教団体への態度」「マスコミの影響と失われるリアリティ」などの項目ごとに、調査データに基づいた実態を解説。市民の宗教、教団などに対する意識を紹介しながら、伝統的宗教行動の衰退を指摘しました。その上で、宗教教育の必要性、マスメディアによる偏向的な宗教情報のコントロールなどの課題を挙げ、宗教界としての取り組みを提案しました。

(2005.12.09記載)