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2005年11月07日 新宗連青年会が「平和への巡礼」を実施

新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)による「平和への巡礼」が11月7日から15日まで実施され、新宗連青年会の常任委員など6人がポーランドとスイスを訪れました。

一行はまず、第2次世界大戦中、ドイツ軍がユダヤ人などを大量に虐殺したポーランドのアウシュビッツ強制収容所を訪問し、収容者が送り込まれたガス室や、銃殺が行われた「死の壁」などを見学したあと、犠牲者を追悼する慰霊碑の前で黙祷し、平和への祈りを捧げました。
このあと一行はスイスのジュネーブに移動し、現地で開催された「諸宗教ウイークエンド」に参加しました。これは、世界教会協議会(WCC)とジュネーブ諸宗教プラットフォームが諸宗教の対話と発展を目的に実施したもので、ヨーロッパや中東などから青年約100人が参加しました。本会から澤畠康友・ジュネーブ代表が出席しました。青年フォーラムの中で力久道臣・新宗連青年会委員長は、新宗連青年会について紹介し、毎年8月14日に東京・千代田区の国立・千鳥ヶ淵戦没者墓苑で実施される「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」には、平和を祈念して全国から約20万羽の折りヅルが奉納されることを伝えました。また、折りヅルや、折りヅルお焚き上げの意味を説明し、デモンストレーションを通して参加者と共にツルを折りました。このツルは、「戦争犠牲者慰霊並びに平和祈願式典」に奉納された折りヅルの一部と共に、サンピエール大聖堂で行われた「諸宗教の祭典」で参加者に配られ、祭典終了後、大聖堂前広場でお焚き上げされました。

(2005.11.25記載)