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2005年11月13日 中央学術研究所主催「第6回学術研究大会」

中央学術研究所主催による「第6回学術研究大会」が11月13日、行学園およびセレニティホールで行われ、同研究所講師や所員、教団関係者らが参加しました。

第1部は行学園を会場に分科会が行われ、同研究所員らが『仏教とカウンセリング』『庭野開祖と平和憲法』『庭野開祖の平和教育と実践』などをテーマに研究成果を発表。また、法華経や民俗学、宗教学、立正佼成会史など多岐にわたる学術研究も紹介されました。セレニティホールで行われた第2部では、塚本啓祥・東北大学名誉教授が『ルンミンデーイのアショーカ法勅再考~マヤ堂出土の自然石に関連して』と題する研究報告を行いました。
塚本氏は報告の中で、ネパール国ルンミンデーイ(ルンビニー)にあるマヤ堂の発掘作業の際、釈尊生誕の場所を示す自然石が発見された経緯を解説。その歴史的事実を古代インドのアショーカ王が建立した碑文が証明していた、という最新の研究成果を報告しました。
次に西山茂・東洋大学教授が『成熟期新宗教としての立正佼成会の現状と課題』と題し特別講演に立ちました。西山氏は宗教社会学の立場から本会の信仰や社会活動の現状に触れ、「教団に必要な神秘性、倫理性、哲学性、社会性をバランス良く持つことが大切です」と、これからの立正佼成会の発展への期待を述べました。

(2005.11.18記載)