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2005年12月16日 庭野会長、カール・ベンクス氏らと懇談

新潟県十日町市菅沼の庭野開祖ご生家復元に携わったドイツ人建築家のカール・ベンクス氏と茅葺屋根職人の喜多村暁氏が12月16日、庭野会長と法輪閣で懇談しました。クリスティーナ・ベンクス夫人、秀島康郎・生誕地道場長らが同席しました。

ご生家復元は「開祖生誕100年記念事業」である「ご生家復元と生誕地での人づくりプログラム開始」の一環として進められ、11月3日、復元されたご生家の落成式典が泉田裕彦・新潟県知事はじめ地元来賓を招き盛大に行われました。
新潟県に在住するベンクス氏は、日本の古民家に造詣が深く、新潟県魚沼地方に多く見られる「中門造り」の専門家。喜多村氏は茅葺屋根職人として60年のキャリアを持つ第一人者です。
懇談では、庭野会長が施工に携わった両氏にあらためて謝意を表明。ベンクス氏は「(復元に携われたことは)楽しい仕事でした。苦労ではなかった」と、喜多村氏は「これまで60年携わってきたことの発表の場を与えられた思いだった」と、それぞれ感想を語りました。
喜多村氏はまた、屋根に使用した葦の1本1本に、会員によって「願文」が書かれたことに言及。ご生家を訪ねてきた会員の願文がすぐに見つかったことや屋根を葺く過程でさまざまな発想が生まれたことを紹介しながら、「開祖さまが教えてくださった」などと振り返りました。

(2006.01.13記載)