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2006年02月16日 新宗連が拡大宗法研を開催

新宗連(新日本宗教団体連合会)宗教法人研究会による「第68回拡大宗法研」が2月16日、東京・豊島区の修養団捧誠会で開催され、同教団の出居茂総裁が『現代における宗教教団の位置と役割』をテーマに講演しました。

出居総裁は、宗教教団は、(1)現在の状況(2)教団が望む理想像(3)その実現性、の3点を明らかにする必要があるとした上で、信者数よりも、教団が掲げる理想像を信者がいかに把握し、その実現に向け日常生活でどう実践しているかが大切であることを強調し、「教団の評価は信者一人ひとりの姿によってなされる」と述べました。
また、「公共哲学」の概念に触れ、政府としての「公」、公衆、公共市民としての「公」、個人の私的な領域という3つの視点から、互いに尊重し合い、物事を進める大切さを強調しました。
このあと、質疑応答が行われ、教団の統一性と信者個人の自主性との関係について意見が交わされました。

(2006.02.24記載)