News Archive

2006年03月17日 「立正佼成会一食平和基金」平成17年次運営報告

「立正佼成会一食平和基金」の昨年次(平成17年次)運営報告が、このほど同基金運営委員会から発表されました。支援総額は4億7667万9779円。本会独自の平和活動をはじめ開発、人権、環境、平和構築など、国内外で実施された45のプロジェクトに充てられました。また、一昨年末に発生したスマトラ沖地震・津波災害や昨年11月のパキスタン地震など、国内外で発生した災害に対する緊急支援として約7000万円が支出されました。

同基金は「一食を捧げる運動」による会員からの浄財を(1)合同プログラム(2)自主プログラム(3)資金助成プログラム(4)緊急プログラムの4つの柱に分類し、運営を行っています。
本会が他団体と協力して活動を行う「合同プログラム」には、12件に1億7409万1557円が充てられました。「アフリカへ毛布をおくる運動」をはじめ、「アジア・アフリカエイズ予防プロジェクト」「難民支援・平和構築プロジェクト」など、アジアやアフリカ諸国における重要課題や本会平和活動の方向性を考慮した協力活動を実施しました。本会独自の活動である「自主プロジェクト」は8件。「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」「立正佼成会一乗ボランティア」のほか、本会海外拠点や海外教会の要請を受けて、その国の実情を踏まえた支援を行う「海外教会・拠点一食プロジェクト」などに総額9826万4462円が充てられました。
「資金助成プログラム」は、(1)庭野平和財団委託助成(2)宗教協力助成(3)特別助成(4)国連支援助成(5)災害等緊急支援に分類され、総額2億432万3760円が支援されました。
庭野平和財団がインド、バングラデシュで展開している「南アジアプログラム」には、3984万4660円を支援。また、「宗教協力助成」として、WCRP(世界宗教者平和会議)が進める地域委員会の各プロジェクトやWCRP国際軍縮常設委員会の支援などに2500万円が充てられました。
また、今年も国内外で自然災害が多く発生したことから「災害等緊急支援」は、7075万1500円に上りました。海外では、一昨年末に発生したスマトラ沖地震・津波災害をはじめ、米国南東部を襲った超大型ハリケーン「カトリーナ」、パキスタン地震などの被災者を支援。また、国内においては、福岡西方沖地震、台風14号の被害に緊急支援がなされました。
「一食を捧げる運動」は、昨年30周年を迎え、会員の浄財による支援総額の累計は今回を含めて104億8655万1715円となりました。

(2006.03.17記載)