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2006年09月07日 新宗連が人権啓発基礎講座を開催

新宗連(新日本宗教団体連合会)同和推進連絡協議会による「第19回人権啓発基礎講座」が9月7、8の両日、京都市の関西セミナーハウスで開催されました。加盟教団の関係者や同協議会メンバーなど20人が参加しました。

1日目は、『部落差別の現状と課題』と題し、赤井隆史・部落解放同盟中央執行委員が講演を行いました。赤井氏は、部落問題に関する事例を紹介しながら、身近で起きている差別の現状を説明。個人情報の流出などの問題をあげ、「小さな人権侵害が重なったとき、大変な事件になるのです。意図的な部落差別や障害者差別、女性差別などはだいぶ減ってきました。しかし、複合的な差別として新たな形で現われているのです。差別意識を押しきる力がいります。皆さま方と力を合わせていきたいと思います」と語りました。
2日目には、阿部公俊・本会外務部次長が、立正佼成会での人権問題の啓発活動などを報告。続くワークショップ1『私自身を見てください』では、ビデオ学習が行われ、心の中に潜む差別意識や固定観念について、意見交換がなされました。

(2006.09.15記載)