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2006年09月08日 佼成学園「庭野日敬先生生誕100年記念式典」を開催

9月8日、佼成学園中学・高等学校(男子校)と同女子中学・高等学校合同による「庭野日敬先生生誕100年記念式典」が、普門館大ホールで行われました。在校生、教職員、保護者、来賓、教団役職者など約1600人が参加しました。

式典では同学園創立者である庭野日敬名誉学園長の生涯を紹介する映像が上映され、続いて、ウィリアム・ベンドレイWCRP(世界宗教者平和会議)国際委員会事務総長が記念講演に立ちました。この中でベンドレイ事務総長はWCRPの目的や活動を説明。また、庭野名誉学園長の人柄に触れ、「庭野日敬先生の偉大さをひと言で言うのは難しいですが、人生とは何かを真剣に求めていた方だと思います」と述べました。また生徒から「庭野日敬先生が地球的な広がりをもった宗教協力活動を推進できたのはなぜだと思いますか」という質問が出され、「自分自身に忠実であり、また法華経に忠実であり、同じものを目指している宗教がひとつにならないと世界の平和が実現できないという、高い理想を持たれたからだと思います」と答えました。
最後に庭野日鑛学園長が登壇し、庭野日敬名誉学園長の「一乗の精神」に触れ、互いに認め合い協力し合うことの大切さを強調しました。また、よい琴を作るためには材料の桐が、静かで空気がきれいでなおかつ、寺の鐘の音が聞こえる環境で育つことが大切と述べ、「私たちも桐の木のように繰り返し、繰り返し、善い言葉や、善説を聞くことで自分の心が成長していくのです」と生徒に語りかけました。

(2006.09.15記載)