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2006年10月13日 ジェンがレバノンで支援活動を開始

本会も加盟する「特定非営利活動法人ジェン」が、レバノンでの支援活動を開始しました。イスラエル軍とレバノンの武装組織ヒズボラとの戦闘によって厳しい生活を強いられている国内避難民に対し、9月下旬から救援物資を配布。今後もニーズに合わせた活動を展開していく予定です。なお同プロジェクトには、本会一食平和基金から600万円が支援されています。

ヒズボラによるイスラエル軍兵士の拘束に端を発したイスラエルのレバノン攻撃で、1000人以上の民間人が亡くなり、100万人以上が避難民となりました。こうした状況を受けジェンは8月中旬にスタッフを現地へ派遣。ベイルートに事務所を開設し、住宅の損壊状況や家族構成などを確認しながら、現地の人々のニーズを調査しました。その結果、レバノン南東部、イスラエル・シリアとの国境に位置するナバティエ地方の5村で物資を配布することになりました。9月28日、タオルやポリタンク、せっけんなどの衛生用品セットを208世帯に配りました。
ジェンによると、多くの建物が破壊されたレバノン南部では、破壊されたままの家屋の中で生活している人もいるということです。瓦礫の撤去作業も進んでいません。ジェンでは今後、シャベル、ハンマーなどの瓦礫撤去道具セットを配布する予定です。

(2006.10.13記載)