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2006年12月08日 フィリピン台風被害に緊急支援

立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=川端健之外務部長)は12月8日、先ごろフィリピン中部を襲った大型の台風の被害に対し、50万円の緊急支援を決定しました。

12月1日に大型の台風21号の直撃を受けた同国ルソン島とミンドロ島では豪雨、泥流などの影響で大きな被害に見舞われています。死者400人以上、行方不明者は600人を超えたほか、約15万戸の家屋が損壊。現在、多くの被災者が学校や教会などで避難生活を送っています。
同委員会では、支援先を「アジア高校生の翼」(青年本部主管)などでつながりが深く、また、災害から5日が経過しても大規模な緊急支援活動が行われていないミンドロ島に決定。被災者が避難生活を送っているサン・ロレンソ・ルイス小学校バニラッド校に浄財を委託し、被災者支援の活動に役立てられます。
なお、同校に身を寄せている被災者のほとんどは先住民族のマンギヤン族。先住民族であることから平時でも十分な公共サービスを受けられずにいるが、今回の台風によって多くの住民が家屋を失うなど、甚大な被害が報告されています。

(2006.12.15記載)