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2007年03月16日 「立正佼成会一食平和基金」平成18年次運営報告

「立正佼成会一食平和基金」の昨年次(平成18年次)運営報告が、このほど同基金運営委員会(川端健之外務部長)から発表されました。支援総額は、3億8908万1652円。本会独自の平和活動をはじめ、平和構築や難民支援、諸宗教対話など、国内外で実施された41のプロジェクトが対象となりました。また昨年5月にインドネシアのジャワ島で発生した地震やレバノンで起きた戦闘など、緊急災害や紛争被害などに約2200万円が支出されました。

同運営委員会では、「一食を捧げる運動」による会員の浄財を「自主プログラム」「合同プログラム」「資金助成プログラム」の三項目に分類して運営を行っています。
本会独自の活動である「自主プログラム」は6件。「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」「一乗ボランティア」のほか、本会海外拠点や教会の要請を受けて、その国の実情を踏まえた支援を行う「海外教会・拠点一食プロジェクト」などに総額9368万7626円を支出しました。
「合同プログラム」では、「アフリカへ毛布をおくる運動」など、本会が他団体と合同で長年続けている平和活動に支出を行う一方、アジア・アフリカ諸国のエイズ問題や日本国内の難民支援などを重視し、協力を行いました。18件に1億3781万8843円が充てられました。
「資金助成プログラム」は(1)庭野平和財団助成(2)宗教協力助成(3)特別助成(4)国連支援助成(5)災害等緊急支援――に分類し、総額1億5757万5183円を支援しました。庭野平和財団がインド、バングラデシュで行っている「南アジアプログラム」には今年も4339万5794万円の支出を行いました。「宗教協力助成」としては、WCRP(世界宗教者平和会議)が進める諸宗教対話評議会の推進活動や国際軍縮常設委員会などに約3600万を支援しました。
また、国内外の自然災害や紛争に対する「災害等緊急支援」は2217万6889円に上りました。
海外では、5月にジャワ島で発生したマグニチュード(M)6・3の地震に対し、同国にある諸宗教対話組織「インターフィディー」に200万円を委託。一方、国内では北海道佐呂間町で発生した竜巻の被害に釧路教会を通して50万円の見舞金を送りました。
また、レバノンの武装組織「ヒズボラ」とイスラエル軍との戦闘によって甚大な被害を受けたレバノン市民や同国のパレスチナ難民に対し、「ジェン」「パレスチナ子どものキャンペーン」「日本国際ボランティアセンター」の3団体を通じて800万円を支援しました。

(2007.03.16記載)