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2007年06月14日 本会訪中団が「日中青年世代友好代表団」に参加

「日中青年世代友好代表団」の一員として本会訪中団(団長・沼田雄司本部教務部長、一行10人)が、6月14日から7日間にわたって中国各地を訪問しました。今年は日中国交正常化35周年、「日中文化・スポーツ交流年」という記念の年。今回の訪中は、中華全国青年連合会が1984年の「日中青年友好交流」に参加した当時の青年と、その子孫約200人を「日中青年世代友好代表団」として招待したもの。本会訪中団も上海、蘭州、北京の各都市での交流活動を通じて、日中両国の相互理解と友好を深め合いました。

1984年の「日中青年友好交流」は、当時の胡耀邦総書記の招きによるもので、日本の青年3000人と中国の青年が各地で友好交流を深め、日中関係の発展に大きな影響を与えました。この日中友好史上かつてない大規模な青年交流に本会の青年も参加。北京、西安、上海の中国仏教界をはじめ各界の青年との対話交流を行い、日中友好を促進しました。
一行は14日から20日まで上海、蘭州、北京を訪問し、10グループに分かれて、農村や学校、企業、福祉施設、黄河文明遺跡、北京オリンピック競技場などを視察。中国の政治、経済、文化、教育、社会など各分野の発展状況への理解を深めるとともに、中国各界の青年と積極的に交流しました。
特に19日は、北京の中日青年交流センター国際会議ホールで開催された「温故知新、友好伝承」フォーラムに参加。席上、「日中青年世代友好代表団」最高顧問の中曽根康弘元首相があいさつの中で、「日中両国の友好交流はアジアや世界の平和と繁栄の基礎であり、特に青年が日中友好事業に努力していってほしい」と述べ、次世代を担う青年たちに期待を寄せました。
またこの日夕方、人民大会堂で催された「中日青年世代友好交歓会」には胡錦涛国家主席が出席。胡主席は1984年の中日青年友好交流の様子を振り返りながら、「中日両国の青年は中日友好事業の未来であります。皆さまの共同の努力のもとで、中日両国の未来は必ずより美しいものとなり、中日友好は必ず子々孫々まで伝えられていくことができると私は信じています」と述べました。

(2007.06.29記載)