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2007年06月16日 JANICと本会一食平和基金 「スタディツアー勉強会」開催

JANIC(国際協力NGOセンター)と本会一食平和基金の合同事業として「スタディツアー勉強会」が6月16日、横浜市のJICA横浜国際センターで行われました。NGO(非政府機関)やNPO(非営利活動団体)28団体から38人が参加。本会から外務部スタッフ3人が出席しました。

同事業は、NGOやNPOの資質向上を目的に2年前から実施されています。今回は各団体が海外の支援先などを訪問する「スタディツアー」のあり方について研修。倉辻忠俊・国立成育医療センター研究所所長、坂口和隆・シャプラニール=市民による海外協力の会事務局長、原優二・風の旅行社代表取締役、米山敏裕・地球の友と歩む会事務局長の4氏が講演しました。
その中で倉辻氏は、『スタディツアーにおける感染症対策』をテーマに、マラリアやデング熱などの感染例を紹介。感染経路や症状、具体的な対処法を説明し「海外渡航に慣れると、事前対策をおろそかにしがち。予防接種を行い、無症状でも帰国時に必ず検疫を受けることで感染の拡大を防ぐことができる」と話しました。
シャプラニールの坂口氏は、『スタディツアーでのリスクマネージメント』をテーマに講演。問題発生時の対処法や感染症の調査など、主催団体が行う具体的な解決法を、同団体での経験を踏まえて提案しました。

(2007.06.22記載)