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2007年07月07日 新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)主催「ユースフォーラム2007」開催

新宗連青年会(新日本宗教青年会連盟)主催の「ユースフォーラム2007」が7月7、8の両日、茨城県つくば市のつくばグランドホテルで開催されました。加盟8教団から190人が参加しました。テーマは『自分たちからはじめよう足元(植樹)からの実践』。同フォーラム開催にあたり、新宗連(新日本宗教団体連合会)理事長の庭野日鑛会長はメッセージを送り「植樹作業を通し自分の心の大地を耕し、そこに生命尊重の樹、思いやりの樹を植えるべく取り組んで頂きたい」と期待を寄せました。

7日、植物生態学者で、国内外1500カ所以上で植樹の指導を行ってきた宮脇昭・横浜国立大学名誉教授が『ふるさとの木によるふるさとの森づくり』をテーマに講演を行いました。
この中で宮脇氏は、乱開発による森林の減少が、砂漠化や地球温暖化を引き起こす原因になっていると指摘。水質浄化や酸素供給など、森林が果たす役割の重要性を強調し「自然はそれぞれが調和することでさまざまな役目を果たしている。人間も同じように、互いが支え合って生きることが大切」と語りました。
その後に行われたグループ討議では、日常生活での環境問題の取り組みとして節電や庭の緑化など、具体的な実践方法が話し合われました。
翌8日には、筑波山の山間部で行われた「植樹祭」(主催・筑波山水源の森づくり実行委員会)に参加。市民と共にシラカシやヤマモモ、クスノキなど16種類の苗木3336本を植樹しました。参加者は9グループに分かれ、スコップで土を掘り返し、1800平方メートルの敷地に1本ずつ丁寧に苗木を植えました。
参加者の一人は「一つひとつのいのちを植えさせて頂く気持ちで植樹を行いました。植物にも私にも平等に授かったいのちを大切にしながら生きていきたい」と感想を述べました。

(2007.07.13記載)