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2007年10月13日 お会式・日蓮聖人遠忌法要

日蓮聖人の第七百二十六遠忌にあたる10月13日、「お会式・日蓮聖人遠忌法要」が本会発祥の地・修養道場で行われました。庭野日鑛会長、庭野光祥次代会長、山野井克典理事長はじめ教団役職者、事業体役職者ら約70人が参集。日蓮聖人の遺徳をかみしめ、布教伝道の決意を新たにしました。

法要では、『方便品』『法師品』『如来寿量品』『常不軽菩薩品』の読経供養が行われ、導師を務めた光祥次代会長が、庭野会長の回向文を奏上しました。法話に立った庭野会長は、日蓮聖人が著した『立正安国論』から「汝早く信仰の寸心を改めて速やかに実乗の一善に帰せよ」の一節を引用。煩悩の欲から仏に祈る心を改め、人格の完成を目的として努力する大切さを強調しました。また、道元禅師が釈尊を「慈父大師釈迦牟尼仏」と表現したことに言及し、「仏教徒にとっての師匠は釈尊ただ一人であり、父親が一人であるように、人にとっての真の師匠というべきものは一人だという意味があるのです」と解説。師を通じて釈尊に学ぶという仏教のあり方を示しました。その上で、「私たちは仏の智慧の眼を開き、それを多くの方に伝える思いやりを持って、人生を歩んでいく、そのことを肝に銘じて精進させて頂きたい」と述べ、本会会員として一層の精進を促しました

(2007.10.19記載)