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2008年01月18日 本会一食平和基金からバングラデシュのサイクロン被災者救援に300万円を支援

本会一食平和基金は、昨年11月にバングラデシュ南部を襲った大型サイクロン「シドル」の被災者救援にあたる「シャプラニール=市民による海外協力の会」の活動に対し、先ごろ300万円の支援を行いました。

昨年11月15日、バングラデシュに上陸したサイクロンは、同国南部のバゲルハット県とボルグナ県の境に沿って北上。直撃を受けた沿岸部は、高潮と豪雨により家屋倒壊や漁船の損壊など、甚大な被害に見舞われました。
バングラデシュ政府の発表(12月31日付)によると、これまでに3363人が死亡し、行方不明者は871人。被災者は890万人に上るといわれています。
同団体では、現地のパートナー5団体と協働し、バゲルハット県ショロンコラ郡やボルグナ県バムナ郡などで米やダール豆、水などの食糧や衣料、毛布などの配布を行いました。また、二次災害の防止を目的に、保健衛生の維持・改善のための飲料水の確保や避難シェルターの運営に携わりました。同団体によると、ショロンコラ郡サウスカリ・ユニオンでは99%の家屋が倒壊。他の地域でも作物や漁船が破壊されるなど、生活の基盤が失われています。一食平和基金からの300万円は、現地の人々のニーズに沿った形で役立てられます。
同団体海外活動グループの白幡利雄チーフは、「もともと厳しい生活状況にあった人たちが被害に遭い、今後、どのように生活を再建していくかが大きな課題となっています。立正佼成会の皆さまから頂いたご寄付を必要な活動に役立てていきます」と話しています。

(2008.01.18記載)