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2008年01月25日 本会一食平和基金、平成20年次の運営計画決まる

立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=川端健之外務部長)はこのほど、平成20年次の運営計画を発表しました。大枠で「自主プロジェクト」「合同プロジェクト」「資金助成」「緊急支援プロジェクト」の4項目からなる本年次の予算総額は4億2693万7500円。今年から会員を対象に実施される「一食研修ツアー」や「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」といった本会独自の平和活動をはじめ、国内外のNGO(非政府機関)との協力で進められる平和推進の取り組みなどに充てられます。

同運営委員会では毎年、「一食を捧げる運動」の精神である「同悲」「祈り」「布施」に沿って、同運動を通して寄せられた浄財の運営を計画。4項目に大別されて発表されています。
本会独自の活動となる「自主プロジェクト」には、「ゆめポッケ・キッズキャンペーン」「一乗ボランティア」など7件に1億2893万7500円が計上されました。今年は、一食平和基金の支援によって進められているプロジェクト地(カンボジア、東ティモール、ベトナム、パキスタン、インド)を訪問する「一食研修ツアー」が実施されます。その予算が「一乗ボランティア」に盛り込まれました。
また、世界の諸課題に対して本会と他団体とが合同で取り組む「合同プロジェクト」は1億4000万円となりました。「アフリカへ毛布をおくる運動」「人道緊急・復興支援事業=特定非営利活動法人ジェン」「カンボジア仏教・文化復興事業=社団法人シャンティ国際ボランティア会」などに、新たに「難民支援事業=特定非営利活動法人・難民支援協会」を加えた計9事業に充てられます。
「資金助成」は「庭野平和財団助成」「宗教協力助成」「特別助成」「国連助成」の4件に1億5800万円が計上されています。中でも、庭野平和財団に対する助成は、委託金を含めて昨年同様1億円を継続。外部団体からの公募による活動助成(前期、後期)と、世界最多の貧困者を抱える南アジアで、同財団と現地NGOとが協働で進める「南アジアプログラム」などに充てられます。
「宗教協力助成」では、WCRP(世界宗教者平和会議)の諸宗教間対話・協力による平和推進を支援します。
なお、「緊急支援プロジェクト」は事前には予算を計上せずに、国内外で発生した災害などの緊急事態に際して、随時、対応していくことになっています。

(2008.01.25記載)