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2008年03月07日 大聖堂で「御本尊・御法号授与式」

「全会員へのご本尊およびご法号勧請」にあたり、「御本尊・御法号授与式」が3月7日、大聖堂で行われました。5日の「創立70周年記念式典」の席上、庭野日鑛会長は7教区の教区長、国際伝道本部長にご本尊・ご法号を授与しました。この日は国内239教会と海外2教会および国際伝道本部直轄拠点にそれぞれ100体のご本尊、ご法号が授与されました。授与式には教団・事業体役職者、教区長、ブロック長、教会長、副教会長、各教会の随行者が参加しました。庭野会長は法話の中で、ご本尊を毎日仰ぎ、ご本尊を理想の姿として学ぶ大切さを強調しました。

「全会員へのご本尊およびご法号勧請」は、教団創立70周年で取り組む7つの柱の一つとして実施されるものです。「平成二十年次の方針」で庭野会長は、今年次の主題として示し、昨年11月に行われた教団幹部指導会の席上、発表されました。
庭野会長は今年の「年頭法話」で、『私たちは、いうまでもなく仏教徒であります。ですから、本会のご本尊である久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊を各家庭に勧請することは、いわば基本であり、当り前のことと申せます』『ご法号の勧請によって、私たちが開祖さま、脇祖さまの直弟子であること、立正佼成会の会員であることが、はっきりするのであります』と述べ、ご本尊、ご法号勧請の意義を明らかにしています。これを踏まえ、今年1月、各ブロックごとに教会長、七部長、支部長を対象に「『全会員へのご本尊およびご法号勧請』についての指導会」が実施され、庭野会長の「年頭法話」と「会長先生の願いを受けて」と題する渡邊恭位理事長の一問一答などをまとめた学習教材『常に願い、常に仰ぎ見る』をテキストに、ご本尊、ご法号勧請の意義や庭野会長の願いが確認されました。その後、多くの教会でも学習会、説明会が行われた。この日の「御本尊・御法号授与式」より、各教会での取り組みが本格化します。
式典は、佼成雅楽会の序奏で開式し、庭野光祥次代会長が導師を務め、読経供養が行われました。このあと、参加者が見守る中、聖壇上で渡邊恭位布教本部長と教区長7人から、札幌教会を皮切りに順次、教会長や副教会長にご本尊・ご法号が授与されました。法話に立った庭野会長は、仏教で説く物心一如の考え方を説明し、「物が具わってそこにまた心も宿ります。その意味で、私たちが各家庭にご本尊を勧請し、お参りすることは本当に大事なことです。毎日ご本尊さまを拝み、そのお顔や慈悲の心、思いやりの心に似るように、倣い、学び、ご本尊さまと一体になっていくことが大事です」と述べました。また、自分が今ここにいる、生かされていることに驚きを持つことが大切であり、そのように感じられるのは心がやさしく、柔軟になっている時であると解説し、「忙しくて心に余裕がないと、心を失うことにもつながります。人間の本当に大事なことは何か、自分のやるべきことは何かをしっかり見定めることで余裕も生まれ、いのちの尊さを味わいながら、人にも思いやりを持って接することができるのです」と語りました。最後に永瀬晃子松江教会長が、「感謝と喜びの気持ちをもってご本尊さまを会員さんのもとへお届けし、ご宝前を中心にお互いのいのちを尊び、家族が拝み合い、ぬくもりのある生活が営まれる幸せな家庭を一軒でも多く地域に誕生致すことが私たちの使命」と「誓願の言葉」と述べました。
今回授与されたご本尊、ご法号は、各教会ごとに順次、会員各家に勧請されます。また、今後も各教会の追加申請に応じて随時、ご本尊、ご法号の授与が本部で実施されます。

(2008.03.14記載)