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2008年03月10日 WCRP日本委青年部会「平成19年度総会」開催

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会青年部会の「平成19年度総会・第172回幹事会」が3月10日、東京・文京区のカトリック東京大司教館ケルンホールで開催されました。11教団から幹事ら18人が参加。立正佼成会から松本貢一青年本部長(同青年部会幹事長)が出席しました。

開会を前に、チェレスティーノ・カヴァニャ師(カトリック東京大司教区事務局長)が、同館に隣接する東京カテドラル聖マリア大聖堂を案内。大聖堂の歴史や施設についての説明の後、全員で平和の祈りを捧げました。
総会では、平成19年度の事業報告が行われました。また、平成20年度の事業計画案などが審議、承認され、今年10月にフィリピン・マニラで開催される第7回ACRP(アジア宗教者平和会議)大会への参加や「サマーキャンプ2008」の開催などが決定しました。
その後、日本カトリック神学会評議員の阿部仲麻呂師が『諸宗教対話活動と青年』をテーマに講演を行いました。この中で阿部師は、第二バチカン公会議で諸宗教対話の理念が示されたことは、カトリック史上奇跡的な出来事であると強調。立場を超えて他の宗教者と交流し、互いの教えをもとに研鑽し合う積極性は、自らの信仰を客観視して一層学びを深めることにつながると述べました。
また、青年が理想実現に向けて意欲的に行動する姿勢が、他の世代に大きな影響を与えると力説し、「互いの思想や理論を押しつけ合うのではなく、相手を同じ人間として柔和な心で受け入れる感受性を育てることが重要」と語りました。

(2008.03.21記載)