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2008年07月02日 「平和のために提言する世界宗教者会議」が開幕

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会(庭野日鑛理事長)が主催する「平和のために提言する世界宗教者会議~G8北海道・洞爺湖サミットに向けて~」(共催・WCRP国際委員会)が7月2日、札幌コンベンションセンターで開幕しました。7日から開催される「G8北海道洞爺湖サミット」(主要国首脳会議)を前に、宗教者の視点から世界の諸課題を議論し、G8を中心とする各国首脳に提言するためのものです。世界20カ国以上から約300人の宗教者が参加しています。

開会式では、今会議の名誉議長を務める大谷光真・浄土真宗本願寺派門主が基調講演を行い、世界平和に向けた宗教者の使命について語りました。会期中、『共有される安全保障』をテーマに、「環境と気候変動」「ミレニアム開発目標」「核不拡散」「紛争とテロリズム」について議論が重ねられ、最終日の3日、提言書を採択します。提言書は首相官邸に届けられる予定です。
また、会議に先立つ6月18日、北海道庁内の道政記者クラブで記者会見が開かれ、庭野理事長はじめ、宮本けいし・WCRP日本委事務総長(妙智會教団理事長)らが出席しました。
席上、庭野理事長が「政治の世界は、国の利益が優先し、対立的な見方に陥りがちです。それらを超えていく宗教的な智慧(ちえ)が、いま政治にも反映されるべきです」とあいさつしました。このあと、今会議の目的、概要、参加者などが紹介されました。

(2008.07.04記載)