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2008年07月15日 大聖堂をはじめ全国各教会で「盂蘭盆会」式典

先祖のみ霊(たま)に真心からの供養を捧(ささ)げる「盂蘭盆会(うらぼんえ)」式典が7月15日、大聖堂をはじめ全国各教会で行われました。大聖堂での式典には、全国から3300人の会員が参集。庭野光祥次代会長導師による読経供養、回向文奏上に続き、渡邊恭位理事長が講話を述べました。

大聖堂の式典は、青年女子部員16人による奉献の儀、光祥次代会長を導師に読経供養が行われ、光祥次代会長はじめ「教師」資格者256人によって1万5285体の戒名が奉読されました。
光祥次代会長が回向文を奏上したあと、会員の代表が体験説法に立ちました。
このあと、講話に立った渡邊理事長は、法華経に説かれている仏の本願に触れ、「仏さまは、われわれ衆生を仏さまと同じ境地にまで、どうすれば導くことができるかをいつも念じてくださっています。その大きな慈悲の心をしっかりと受け止めていくことが立正佼成会の信仰です」と強調しました。
その上で、「盂蘭盆」がサンスクリット語の「ウランバナ」を語源とし、体が逆さまにつるされた状態を指し、苦しみの意味があることを紹介。衆生が真実を知らないまま、ものごとを逆さまに見て苦しんでいると説明し、「この世は常ではなく、無常であり、無我だと教えて頂いています。仏さまのものの見方や考え方を学び、真理に目覚めることが大切」と述べました。
また、子供が「仏さまのものの見方や考え方を身につけていくには、親の愛情が一番大事」と指摘。「赤ちゃんの時は肌身離さず。幼児の時は手を離さず。小学生では目を離さず。中学生は心を離さず」の心構えで、親は子に愛情を注いでほしいと語りました。

(2008.07.25記載)