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2008年07月29日 小・中学生を対象に「青少年 本部参拝」

大聖堂に1万5024人の小・中学生がやってきた--。『光が集う。』をテーマに、創立70周年を記念して実施されている「青少年 本部参拝」は、夏休みに入り、小・中学生を対象に催されました。少年部は3回(1組=7月22、23日、2組=同23、24日、3組=同26、27日)にわたって行われ、合わせて1万1783人が参集。中学生は同29、30の両日に3241人が集いました。

「本部参拝」では、大聖堂や法輪閣、一乗宝塔などを巡る参拝プログラム、庭野光祥次代会長の講話が行われたほか、さまざまな「階層別プログラム」が盛り込まれました。
少年部1、2組では、劇団四季によるミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』が上演されました。父親を亡くし、母親の実家のある村に越してきた主人公の少年ユタが、その村に代々伝わる子供の精霊"座敷わらし"との心の交流を通し、いじめを克服していく物語。参加者は、迫力ある歌声や踊りに魅了されるとともに、ストーリーを通して生きることの尊さや友情の大切さを学びました。
また、同3組では、東京佼成ウインドオーケストラの演奏が行われたほか、宇宙科学研究本部科学プログラム・システムエンジニアリング室参与の長島隆一氏が『宇宙ってなんだろう?--宇宙の中の地球』と題し、映像を交えながら宇宙の歴史や不思議さについて解説しました。長島氏は、「宇宙は本当に美しいです。一つの調和といっていいと思います」と述べ、地球以外の惑星の特徴や地球温暖化の原因などにも触れながら、「この地球というのは、人間も含めて一つの大きないのちだと思っています。ぜひ、地球を大事にしてください」と参加者に語りかけました。
中学生が参集した「本部参拝」では、わらび座によるミュージカル『坊ちゃん!』が上演されたほか、レーシングドライバーでモータージャーナリストの太田哲也氏が講演しました。10年前、レース中の事故で全身に大やけどを負った太田氏は、絶望のふちに立ち、自らいのちを絶とうとまで考えたことを告白。自身の事故の映像を見たことをきっかけに生かされているいのちを確信し、その後、さまざまなことに挑戦してきた経験を語りました。その上で「失敗や無駄だと思うこともあるかもしれないけれど、考えるだけではなく行動することで見えてくるものがある。小さなチャレンジが人生を大きく変えていくのです」と参加者にエールを送りました。
 このあと、参加者代表が体験説法を行いました。

(2008.08.08記載)