News Archive

2008年08月07日 渡邊理事長ら使節団が慈済基金会を訪問

渡邊恭位理事長を団長とする「慈済会訪問使節団」の一行11人(教団役職者らで構成)が8月7日から12日まで、台湾の財団法人・台湾仏教慈済慈善事業基金会(慈済基金会)を訪問しました。9日には台湾東部・花蓮の本部施設で、慈済基金会の創始者で昨年の「第24回庭野平和賞」受賞者である證厳(しようげん)法師と会談しました。また、同基金会が運営する大学や病院、テレビ局などを視察。会員たちによるさまざまなボランティア活動を見学しました。

慈済基金会は、證厳法師の説く仏の教えを根底に、「四大志業」と言われる慈善、医療、教育、人文(文化)をはじめ、国際救援、骨髄バンク、環境保護、地域ボランティアなどの諸活動を展開する世界最大規模の仏教ボランティア団体です。会員数は台湾を中心に500万人に上ります。昨年5月には、證厳法師が体調面の事情により庭野平和賞の贈呈式に出席できないため、慈済基金会との交流、視察を兼ね、庭野平和財団総裁として庭野会長が慈済基金会を訪れ、證厳法師と会談しました。
今回の使節団の訪問は、慈済基金会との交流を深め、その広範な活動と事業の視察が目的です。
7日夕、一行は花蓮の慈済基金会本部を訪れ、陳紹明・副総執行長や王本栄慈済大学学長はじめ慈済基金会幹部との懇親会に出席しました。翌8日は慈済大学を視察後、会員のボランティア活動に同行し、国民党と共に大陸から渡ってきた退役軍人が暮らす老人ホーム「栄民の家」を訪問。仏教慈済総合病院(花蓮慈済病院)、看護科のある慈済技術学院を見学しました。
9日早朝には、證厳法師はじめ出家僧の修行道場である静思精舎でのボランティア集会に参加。続いて、一行のために設けられた四川大地震とミャンマーのサイクロン災害に対する救援活動の報告会に出席しました。
このあと、一行は證厳法師と会談。證厳法師は「立正佼成会と慈済は大変親しく、また同じ仏教団体でございます。私たちの所へいらしてくださったことを感謝いたします」とあいさつ。5月に起きたミャンマーのサイクロン災害と四川大地震に触れ、発生直後に「私たちは世界の慈済人に救済を呼びかけました。その際、真っ先に救済の支援をくださったのが立正佼成会でした。これは、慈済の会員が前に進む一つの大きな力となりました」と、ミャンマーの災害に際して慈済基金会に行った本会一食(いちじき)平和基金の支援に謝意を表しました。
その上で、「立正佼成会、慈済、さらに世界の仏教徒は仏さまの教えを頂いて、共に救済に取り組んでいます。私たちは誰もが菩薩の心を持っており、心を一つにして救済にあたらなければと思います」と語り、本会との一層の関係構築に期待を寄せました。
これを受けて、渡邊理事長は、「庭野会長から私ども幹部に対して、ぜひ慈済基金会からたくさんのことを学んできなさいという言葉を頂き、今回訪問させて頂きました。ミャンマーの災害と四川大地震に際して、皆さまが現地まで行かれ、さまざまな支援をされていることに大変感銘を受けました」と述べました。
翌10日には、静思堂と呼ばれる本部施設を見学。11日には、台北市にある大愛テレビや台北県南部の新店市にある仏教慈済総合病院台北分院(新店慈済病院)を視察しました。また同日夕、慈済基金会が運営する台北市内湖のリサイクルセンターを見学しました。

(2008.08.22記載)