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2008年10月31日 新宗連新理事長に岡野聖法師、庭野会長は特別顧問に

新宗連(新日本宗教団体連合会)は10月31日、神戸市北区有馬町の旅館で全国総会を開催し、「第24期第9回理事会」「第25期第1回評議員会」に続き「第25期第1回理事会」を行い、庭野日鑛・第5代理事長の任期満了に伴い、新理事長に岡野聖法・解脱会法主を満場一致で選出しました。庭野会長は、内規で新たに設けられた特別顧問に就任しました。

岡野師は昭和14年、岡野聖憲会祖の生家である岡野家に生まれ、同28年に法燈を継承し法主に就任しました。新宗連では平成10年に常任理事、同16年に副理事長に就任。日宗連(日本宗教連盟)参議、文部科学大臣の諮問機関である宗教法人審議会の委員などの要職も歴任しています。
「第25期第1回理事会」の席上、第6代理事長に就任した岡野師は、「今日までの新宗連活動で数々の薫陶、知恵を授けて頂きました。歴代の理事長さんはじめ各教団の先人、先輩が営々として築かれた今日に至るまでの新宗連の精神をしっかりと継承し、新宗連スピリットを激動する世の中に向かって高揚していかなければならないと思っております」と抱負を語りました。
一方、庭野会長は平成16年6月に、深田充啓理事長(円応教教主)の後任として第5代理事長に就任しました。新宗連の「和の精神」を尊びながら、理事会、評議員会などの各会議で議長を務めるとともに、事務局と緊密に連携して2期4年にわたり新宗連を牽引(けんいん)しました。任期中の同17年10月には、終戦60年記念事業として「平和への巡礼」を実施、広島、長崎、沖縄を訪れました。同19年には結成55周年記念事業として、2月と10月に『よみがえる宗教--新しい役割を探して』をテーマにシンポジウムが開催されました。このほか地球環境保全、自殺防止への取り組みなどが推進されました。また、日宗連理事を兼務し、同16年には同理事長の要職も務めました。
庭野会長は今回の役員改選に際し、特別顧問に就きました。同理事会であいさつに立ち、「皆さま方のご支援を頂いて、理事長のお役を果たさせて頂きましたことに感謝申し上げます。岡野先生という素晴らしい方に、次の第6区間を走って頂くということで、先ほど握手をし、駅伝で例えると"襷(たすき)"をお渡ししました。今後も新宗連の先生方と共に前進、勉強させて頂きたい」と述べました。

(2008.11.7記載)