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2009年01月17日 「親子ボランティア隊」事前学習会開催

3月にフィリピン・ミンダナオ島に派遣される「ゆめポッケ親子ボランティア隊」(隊長=番場康友札幌北教会長)の事前学習会が1月17、18の両日、第一団参会館で行われ、同隊のメンバーである10組20人の親子が参加しました。 

同国にポッケが配布されるのは初めてです。ミンダナオ島では、政府と反政府組織による紛争が繰り返されており、同隊はその被害に遭った子供たちに、平和への願いを込めてつくられたポッケを届け、配布状況やプロジェクトを視察します。現地の子供たちとの交流を通し、思いやりの心を育むこともねらいの一つとされます。一行は3月27日に同国を訪れ、現地NGO「ミンダナオ子ども図書館」の協力のもと、紛争から逃れてきた子供たちにポッケを手渡します。4月2日に帰国の予定です。
学習会では、参加者が同国の社会情勢や紛争の原因について発表し合い、情報を共有しました。また『一食(いちじき)を捧(ささ)げよう』と題した研修が行われ、貧富の格差が広がる世界の実態や、識字教育の大切さなどを体験するプログラムを受講しました。さらに「一食を捧げる運動」の理念を確認し、「同悲」「布施」「祈り」の意味をかみしめました。
参加者の一人は、「世界では飢餓や紛争で約3秒に1人が亡くなっていると学び、今まで以上に『一食を捧げる運動』の大切さを実感しました。そうした人たちの現状に思いを寄せながら、お菓子を控えた分を献金するなど、自分にできることを続けていきたい」と感想を語りました。

(2009.1.23記載)