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2009年02月20日 佼成ウインド「第100回定期演奏会」

『1→∞ from One to Infinity』をテーマに、東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)の「第100回定期演奏会」が2月20日、東京・豊島区の東京芸術劇場で行われ、約1600人が足を運びました。指揮は秋山和慶氏。名誉団長である庭野光祥次代会長が会場を訪れました。 

TKWOは1963年3月、「東京佼成吹奏楽団」として杉並公会堂で第1回定期演奏会を行いました。その後、73年に現在の楽団名に改称し、桂冠指揮者にフレデリック・フェネル氏、首席客演指揮者にダグラス・ボストック氏など、国内外の指揮者を招きながら首都圏を中心に定期演奏会を開催してきました。当日は開演前、バンド・ディレクターであり、約40年にわたりTKWOと親交のある社団法人日本吹奏楽指導者協会の秋山紀夫名誉会長が登壇。演奏曲目のエピソードやTKWOの歩みを紹介しました。100回の節目となった今回の演奏会では、TKWOのために作られた楽曲から6曲を厳選。89年のヨーロッパツアーをきっかけに作られた『セレブレーション』『舞踏組曲』のほか、庭野日敬開祖の喜寿を記念した『法華経からの三つの啓示』などが演奏されました。また、北爪道夫作曲の『雲の変容』が世界初演として披露されました。終演後には、ロビーで指揮者の秋山氏とTKWOコンサートマスターの須川展也氏によるサイン会を実施。なお、この日配布されたプログラムを通して、創設50周年を迎える2010年に首席指揮者のポストを新設し、フランス人指揮者のポール・メイエ氏を招聘(しょうへい)することが発表されました。

(2009.2.27記載)