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2009年03月17日 ハワイで「第13回法華経国際会議」

コナ・リトリートセンターで 『法華経と諸宗教関係』をテーマに「第13回法華経国際会議」が3月17日から20日までハワイ教会コナ支部道場敷地内のコナ・リトリートセンターで行われ、日本のほか、米国、中国、韓国、台湾、ドイツ、アイルランドの研究者ら21人が参加しました。立正佼成会から篠崎友伸中央学術研究所所長、オブザーバーとして庭野統弘学林学監心得が出席。本会IBC(国際仏教教会)国際アドバイザーのジーン・リーヴズ博士(ミードビル・ロンバード神学大学院元学長)が会議コーディネーターを務めました。 

同会議は法華経の精神を国内外の研究者に広めることを目的に1995年から開催されています。今回は、研究者12人がテーマに基づいて論文を発表し、意見が交わされました。
発表者の一人、ウェスタンミシガン大学のスティーブ・コベル准教授は『法華経行者と諸宗教対話~山田惠諦師、法華経と比叡山宗教サミット』と題して、山田惠諦・第二百五十三世天台座主の思想と行動を紹介し、諸宗教協力によって同サミットが開催された意義や経緯を説明しました。
また、上智大学のジョセフ・オリリー准教授は、『方便と宗教多元主義』をテーマに発表。「宗教的真理は、理念、思想に基づいて教え導くという特徴があり、多元的な考えができる」と述べた。その上で、キリスト教解釈学の文脈を通して、真実と方便の関係について解説しました。
このあと、国際伝道本部の富澤教衣(みちえ)、ニコラス・オズナ両スタッフが本会の信仰、海外布教の課題などを紹介しました。
なお、参加者は会議終了後の21日、ハワイ教会の会員を前に会議の成果を報告。22日には「ハワイ教会発足50周年記念式典」に参列しました。

(2009.4.3記載)