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2009年04月07日 WCRP日本委非武装・和解委 秋葉広島市長を訪問し支援金を贈呈

WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会非武装・和解委員会の松下日肆委員長(本門法華宗大本山妙蓮寺貫首)、黒住宗道委員(黒住教副教主)が4月7日、広島市役所に秋葉忠利市長を訪ね、平和市長会議(会長・秋葉市長)が進める「2020ビジョンキャンペーン(核兵器廃絶のための緊急行動)」に対し、WCRP平和開発基金から支援金30万円を手渡しました。畠山友利WCRP日本委事務次長、椎名啓至広島教会長が同行しました。

平和市長会議は、核兵器廃絶に賛同する世界の都市で構成する団体。現在、134カ国・地域の2817都市が加盟しています。同キャンペーンは、2020年までに核兵器廃絶を目指すものです。これまでNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議での平和スピーチや、市民への啓発活動、署名活動、各国政府への働きかけなどを続けています。
懇談の席上、松下委員長は、同キャンペーンに賛同の意を表明し、WCRP日本委非武装・和解委として同キャンペーンに対し、財政支援、核兵器廃絶に向けた啓発活動、学習会の実施など5項目の支援を行う意向を伝えました。
これに対し秋葉市長は、同委員会の支援に謝意を述べたあと、現在、「ヒロシマ・ナガサキ議定書」(2020年までの核兵器廃絶の道筋を示すもの)に賛同する署名を世界の市長に呼びかけていることを説明。「核兵器廃絶は、政治やイデオロギーの枠を越え、人類全体が取り組むべき問題」と述べ、核兵器廃絶、世界の恒久平和に向け、今後もWCRP日本委と連携を図っていくことで一致しました。
松下委員長らはこれに先立ち、財団法人広島平和文化センターを訪れ、スティーブン・リーパー同理事長と平和に向けた取り組みについて意見を交換しました。

(2009.4.17記載)