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2009年06月12日 「ドリームカプセル」今年も

少年部員の「ゆめ」を大聖堂に奉納する「ドリームカプセル」(主管・青年本部)が全国の教会で進められています。今年で4年目です。この取り組みは、少年部員が「大聖堂のご本尊さまに『ゆめ』・『願い』をおとどけし、菩薩行実践の心を養う」「家族で仏さまのことを話し合い、少年・少女時代から家庭で信仰心を養う」ことが目的です。少年部員らの活動としてこのほど製作・収集期間(6月1日~8月31日)に入った「ゆめポッケ」(主管・青年本部、教務局社会貢献グループ)と併せて実施を予定している教会も少なくありません。「ドリームカプセル」の推進にあたり、取り組みに込められた願いなどを改めて馬籠孝至青年本部次長に聞きました。

「ドリームカプセル」は平成18年に「開祖生誕100年記念事業」の一つとしてスタートしました。少年部員の記した「ゆめ」が大聖堂のご本尊さまのもとに納められ、10年後に各自に届けられるというものです。これまでに約1万2500通の「ゆめ」が少年部員から寄せられました。これらはすべて大聖堂1階の特別スペースに大切に納められています。参拝の際にはぜひ見学に訪れてみてください。
現在、各教会やご家庭ではさまざまなかたちで取り組みが進められています。20歳の成人の際に自らの「ゆめ」が届くようにと小学5年生を毎年参加対象者とする教会があるほか、「ゆめポッケ」と併せて取り組んでいる教会も多いようです。
家庭での実践の際には、「ゆめ」の記入日をご本尊さまのご命日や少年部員の誕生日に合わせるなどして、家族そろって取り組んで頂ければと思います。あるお母さんは、妹とけんかばかりしている長男が「妹と仲良くしたい」と便せんに記したのを見て、わが子の優しい一面に気付くことができたと喜ばれました。子供と将来の夢や目標を語り合う中で自身の幼少期を振り返り、改めて両親への感謝の気持ちを持つことができたという声も頂いています。「ドリームカプセル」をきっかけに有り難く、そして楽しい時間を家族みんなで過ごして頂きたいと願っています。
また、「ゆめ」を記し、奉納したあとの子供たちとの触れ合いの中で、ご家族の皆さんに心がけて頂きたいことがあります。いつも仏さまが私たちを見守ってくださっている。仏さまとつながっている。このことを子供たちに伝え続けて頂きたいのです。朝夕のご供養、また、それが難しいようでしたら、登校前と帰宅後はご宝前に手を合わせるといった習慣を子供たちが身につけられるよう接して頂ければと思います。そうした繰り返しが仏さまを感じ、敬う心につながり、信仰の継承に導くことにもなると信じます。
そして、夢や目標を持つこと、それに向かって努力する大切さや尊さを折々に語り合って頂くこともお願いしたいと思います。そのためにも常に子供たちの声に耳を傾け、「夢に向かって努力するあなたをいつも応援しています」という心を存分に伝えて頂きたいと思います。こうした触れ合いを重ねる中で親子の絆(きずな)が強まり、ぬくもりのある家庭を築くことにつながっていくのだと信じます。子供たちは自分の話をじっくりと聞いて話をしてくれる親の姿に大きな喜びと信頼、安心を感じます。「ドリームカプセル」が、わが子をどれほど大切に思っているかを真剣にお伝え頂く機会になることを願っています。
ご本尊さまは今年も多くの少年部員の「ゆめ」が届けられることを待ってくださっています。どうぞご家族で「ドリームカプセル」にご参加ください。

おしらせ

「ドリカプニュース」ご活用ください
各教会の「ドリームカプセル」の取り組みを紹介する「ドリカプニュース」の創刊号が青年本部から発行されました。取り組みに参加した少年部員や家族、少年部長のインタビューが掲載されています。学習会などにご活用ください。
【問い合わせ】
青年本部(担当・藤元、岩田) 電話03(5341)1661

(2009.6.12記載)