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2009年08月03日 バチカン諸宗教対話評議会 トーラン議長が来会

8月3日、バチカン諸宗教対話評議会のジャン・ルイ・トーラン議長(カトリック枢機卿)が立正佼成会を訪れ、渡邊恭位理事長、WCRP(世界宗教者平和会議)日本委員会の宮本けいし事務総長(妙智會教団理事長)と懇談しました。カトリック側からはアルベルト・ボッターリ・デ・カステッロ教皇庁駐日大使、アンドリュー・タンヤーアナン・ヴィサヌ同評議会次長、大塚喜直カトリック京都司教区教区長ら7人が出席。庭野光祥次代会長が同席しました。

懇談では冒頭、海外出張中の庭野日鑛会長に代わり、渡邊理事長が教団を代表して歓迎のあいさつを述べました。渡邊理事長はバチカンと本会のこれまでの交流に深い謝意を表すとともに、ローマ教皇パウロ六世、ヨハネ・パウロ二世の思い出を披歴。「さまざまな方と出会いを頂いたことに感謝を申し上げたい」と話しました。
トーラン議長は今回が初来日であり、初の訪問先が本会となったと話し、「意義深いスタート」と述べました。また「カトリック教会と立正佼成会には共通点があります。それは世界に平和をもたらすことができるという点です」と語り、世界の平和実現に向けたさらなる協働を求めました。
続いて、宮本WCRP日本委事務総長がバチカンはじめ日本国内のカトリック関係者の協力、支援に対し感謝を表明。「私たちは宗教協力によって世界平和への道が示せると固く信じています」と述べました。
またトーラン議長は懇談の中で、家庭や学校など草の根レベルで宗教教育や諸宗教対話が進められる大切さを強調。光祥次代会長が自身の子供時代の体験や、また現在親として心がけていることなどを語ると、「良い家庭、良い学校づくりが世界の平和につながります」と語りました。

(2009.8.7記載)